邦題; 秘密と嘘 1996年
19996年、カンヌ、パルムドール大賞受賞
監督; マイク・リー
キャスト; ブレンダ・ブレシン、ティモシー・スポール、フィリス・ローガン、クレア・ラッシュブルック・マリアンヌ・ジャンバブティスト、他
個人的満足度 ★★★★★(満点)
一人娘と暮らす中年女性のシンシアのもとに突然、あなたの実の娘です、といって電話がかかってきて、会ってみたらそれは黒人の若い女性で、何かの間違いよーと笑いつつも内心はとてもホッとしていたシンシアなのだけど、ふと「もしやあのときの・・・?」という記憶がよみがえり・・・。産みの母親を探し求めるこの真面目で素直な若い黒人女性と、あっけらかんとしつつもどこかナイーブな面も垣間見れるこのシンシアが次第に心を通わせていく様子が淡々と映し出されていく。淡々と、でもストーリーにはしっかりひき込まれてしまい最後は少しドキドキハラハラ、そして感動。とても良い映画だった。一番素晴らしいのは役者たちの演技が自然すぎること。で、後で知ったのだけど、この監督、脚本を使わずに役者達に即効で演じさせるらしい。どうりで納得。