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1984 -George Orwell- 1949年 298ページ ーあらすじー 1984年、世界はオセアニア、ユーラシア、イーストアジアの巨大3国家に分かれていた。主人公のウィンストン・スミスはオセアニアに属するロンドンに住んでいた。そこはテレスクリーンにより常に行動を監視されているばかりか思想や恋愛までも全て管理されていて自由が全くない世界だった。全ては実際の人物を誰もみた事がないオセアニアの指導者といわれているビックブラザーのために。 ウィンストンはそんな社会に疑問を持ち始め、禁止されている「日記を書く」という行為をしはじめる。そればかりか、ジュリアという若い女性と出逢って恋に落ち、密会をしはじめる。それは命がけの行為であるという事を知りながら。 ー感想ー 今年から図書館から本を借りるのをしばらくやめて、つん読本を片付けていくことにした。 その最初の本はこれ。最近買った本。実は一度、図書館から借りたのだけど、期限内に読み切れず、一旦返してまた借りなおそうかと思ったけど、あまり本を読まないうちの旦那が「この本はすごくいい本」っと言っていたので、買って読み直すことにした。 結果、買ってよかったと思う。だってこの本、内容が濃いから何回も読み直す価値がありそう。 それと、普段お気楽本ばかり読んでいる私にはちょっと難しくて、辞書もけっこう引いたし。 思想、哲学関係の語彙が多くて、辞書をひいても今いちピンとこなかったりすることもしばしばだった(汗) でもとにかく、1回やそこら読んで読んだ気にはなれない本。 でもとりあえず、今の私の感想としては、とっても怖くて悲しい話だった。そしてなんだかサイエンスフィクションを読んでるかのような気分になった。だって政府によって個人の記憶が常に改ざんされているだなんて・・・。2050年までをメドに新しい言語における新しい辞書を作り、人々の語彙をうんと少なくしようとしていたり。確かに、相手が無知なほうがコントロールしやすい。人々の余分な知識は社会主義からは排除。 民主主義の中で育った私にはそんなのありえんでしょ、って思っちゃうんだけど、13歳まで共産主義の世界で育ったうちの旦那にとっては、これはとってもリアリティのある本なのだそう。「再教育」という名の下に、拷問によって個人の思想が塗り替えられたり、指導者が自分達を守ってくれている、と信じ込まされつつ、でも市民は少ない食べ物の配給でいつもお腹をすかせて、どこかおかしいと思っていても決してそれを口には出せず、全てが常に政府によって統制されている世界。 そんな国に生まれなくて良かったなーとつくづく思うけれど、「この個人が監視されている」、という部分だけをとってみると、今のアメリカがこれに該当する、といううちの旦那の意見も、ふむふむというかんじ。 本当に奥が深いです、この本。そしてこれが1948年に書かれたものだっていうのがつくづくすごいです。 (1950/07/01) George Orwell 商品詳細を見る (2009/07/18) ジョージ・オーウェル 商品詳細を見る ちょっと忘れた頃に、やっぱり日本語でちゃんと読んでみようかなー。
by honbatake2010
| 2014-02-02 08:46
| GEORGE ORWELL
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