The wish list
-Martina Reilly-
Sphere 374ページ
2009年
ーあらすじー
Allieは2人の息子達、そしてユーモアがあって優しく頼もしい旦那、Tonyと幸せに暮らしていのだか、ある日突然見知らぬ男がTonyを尋ねてやってきた日を境にAllie達の暮らしが激変する。
真実を子供達に話せずに心苦しい日々を送るAllie。
そんな母、Allieの気苦労などつゆ知らず、8歳の長男のMarkは新しく引っ越した先で隣りに住む男性Jeremyの事をサンタクロースだと本気で信じ込んでしまい、サンタさん(Jeremy)に当てて、願い事リストが書かれた手紙を何度も出す。
ー感想ー
面白かったです!
時間が許されたのなら、いっきに最後まで続けて読みたいほどでした。
この小説の内容は大きく2つにわかれていて、1つはAllieとTonyの事。
Tonyはある問題を抱えていて、その内容はわりとすぐ明かされるのですが、ここでは言わないほうがいいのかな。
こちらの展開もなかなか大したものだったのですが、それと同時に語られていく2つ目のストーリー、MarkとJeremyにまつわる話の展開もとっても面白かったです。
この2つの内容がテンポよくまるでテレビのドラマを見ているようにポンポンと切り替わっていくので、飽きずにサクサク読むことができました。
中でも、最初は偏屈おじさんとして登場するJeremyが、最後のほうには読み手の心をポワっと温かくさせてくれます。この個性的なJeremyおじさんが読み手をひきつけるのに大活躍していると思います。
英語もそんなに難しくないのでお勧め。
The Wish List
(2010/01/21)
Martina Reilly
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