The girl who played with fire
-Stieg Larsson-
2009 MacLehosePress
569ページ
ーあらすじー
ミレニアムシリーズ第2弾。
謎めいた天才ハッカーLisbeth Salanderをはじめ、出版社ミレニアムに属するBlomkvistやBergerなどおなじみのメンバーに加え、複数の新たな登場人物も加わって物語はより一層スリリングな展開に。
ミレニアム関係者が突然何者かによって殺害される。それを調査するBlomkvistたち。またSalanderもその事件に巻き込まれていく。それは思いもよらぬ、彼女の過去へとつながっていた。
ー感想ー
前作よりこちらのほうがより一層面白いとは聞いていたけど、それは本当だった。
前作とちがって、こちらは最初からLisbeth Salanderが登場してくるし、謎めいていた彼女の壮絶な過去も明らかにされている。
淡々とそれでいて繊細で緻密な作者の語り口もより一層光っていた。
半分くらいまでぐいぐい引き込まれた。
でも途中、東北地方太平洋沖地震が起こってしまった。
そちらが気になるあまり読書に身が入らなくなってしまった。
それでも返却期限がせまっているのでなんとか読み終えた。
普通の精神状態で読めていたら、最後までぶっとおしで引き込まれていたことは間違いないだろう。
それにしても前作に負けじと劣らず、こちらも登場人物の多いこと。
スウェーデン人の名前で覚えにくいからそう思えてしまうだけなのかもしれないけど・・。
それもファミリーネームだけで描写されていたかと思ったら突然ファーストネームになったりするので、余計大変、、。覚えきれなくてところどころ混乱した。
それからこの本、前作もそうだったけど図書館のハードカバーだったので辞書みたいに分厚く重くてまいった。
寝転がって読めなかったり、読む姿勢も限られてくるから不便。
まぁこれは本の内容とは関係ない感想だけど。
このシリーズは3部作まであるということで、どうせなら全部読みきってしまいたいけど、3作目はさらにより分厚いみたいだし、でも面白さに関しては2作目には劣るみたいだし、どうしようかなー。
The Girl Who Played with Fire (Vintage Crime/Black Lizard)
(2010/03/23)
Stieg Larsson
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邦訳はこちら
ミレニアム2 上 火と戯れる女
(2009/04/02)
スティーグ・ラーソン
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